top of page
「エックス・ヴォト」は私と家族の刺繍された内臓を主役にするプロジェクトである。洋服だんすから礼拝所を作り、その戸に象徴的な感謝や嘆願の供物を掛ける。母の腸、姉妹の乳房、叔父の気管切開の穴、私の傷や卵巣や髪の毛。このように癌の回復にお礼したり、病気による苦痛の緩和をお願いしたり、老化を防止したりしたいのである。「エックス・ヴォト」の重要な部分は演技である。民俗の結婚衣服からインスピレーションを受けた衣装を着て、歌いながら礼拝所に入る。そして装飾的なフリルの後ろに姿を消す。花嫁あるいは期待の実現に希望を与えるために現れた聖母を思い出させる。
照明監督、撮影・編集:ピョトル・ニコフスキ 技術協力: ラデック・バッハ
[無断転用禁止]
bottom of page